宇都宮ニュースUtsunomiya_news
2023.10.16
南薫造「石橋図」「坂の上の雲」
南薫造「石橋図」1907年英国留学時代
日露戦争後南薫造はイギリスに留学。そこで描いた水彩画。116年前の作品だが保存状態がよく額装を変え仕事の合間に見続けている。ちょうど20年振りの司馬遼太郎「坂の上の雲」を毎日読んでいる。その時代の日本の息づかいをこの南薫造の「石橋図」とともに感じながら。
南薫造
南 薫造(みなみ くんぞう、1883年(明治16年)7月21日 - 1950年(昭和25年)1月6日)は、広島県賀茂郡内海町(現呉市安浦町)出身の画家。
東京美術学校西洋画科出身。1907年〜1910年にかけて、イギリスで学ぶ。文展、帝展、新文展、日展で活躍し、1932年から43年にかけては東京美術学校の教授を務めた。油画家、水彩画家として知られるが、版画の制作にも携わっていた。晩年は郷里の安浦町で暮らし、瀬戸内海を描き続けた。
略歴[編集]
- 1883年 広島県賀茂郡内海町(現呉市安浦町)に医師の息子として生まれる。
- 1902年 安浦町立内海小学校を経て、広島県立第一中学(現広島国泰寺高等学校)を卒業し、東京美術学校に入学する。東京美術学校では、岡田三郎助に師事する。
- 1905年 白馬会展に入選する。
- 1907年 イギリスに留学、ボロー・ジョンソンについて絵を学ぶ。
- 1909年 フランス、イタリア、ドイツ、オランダ、アメリカをめぐる。
- 1910年 帰国し、有島生馬と滞欧記念展を開催する。白馬会主催。
- 1910年 白馬会展に水彩画9点を出品する。
- 1910年 第四回文展で《坐せる女》が三等賞を受賞する。
- 1911年 第五回文展で《瓦焼き》が二等賞を受賞する。
- 1912年 第六回文展で《六月の日》が二等賞を受賞する。
- 1913年 日本水彩画会の創立に参加する。
- 1916年 文展の審査員を務める。
- 1929年 帝国美術院の会員となる。
- 1939年 従軍画家として中国大陸へ渡る[1]。
- 1932年〜43年 東京美術学校の教授を務める。
- 1944年7月1日 帝室技芸員となる[2]。戦時中は広島県に疎開する。
- 1950年 再び上京することなく没。
- 1985年 呉市安浦町に『南薫造記念館(安浦歴史民俗資料館)』が建設された。(ウイキぺデア)
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