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2015.12.25
空海の風景 孤ならず
空海の当時、奈良仏教の対場は死の後成仏するか必ずしも保障されないと。大日経はそれに答えている。大日経七巻三十六章はインド僧により唐にもたらされ漢訳されてから5年後の730年には日本にわたっている。久米寺に大日経があることを青年空海が知り読み、その疑問点を晴らしたいための一点で入唐を決意する場面の描写が司馬遼太郎さんの「空海の風景」に書かれている。生き生きした空海の鼓動が伝わってくる。
孤独な幼少時代をおくり、こつこつ職人として働き、94歳の長寿を全うした岳父。食事のあと寝いるように。
空海の人間は死のあとどうなるかとの疑問は大日経という宇宙神に書かれていた。人間は孤(こ)ならずと。(司馬遼太郎 空海の風景)
2015.12.25
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