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2020.06.22
マクロライドマン 大村智

ノーベル医学・生理学賞を受賞された大村智先生のイベルメクチンはマクロライド系抗生物質と呼ばれその特徴はイベルメクチンが寄生虫にもウイルスにも効くように、複数の作用を持つことだそうな。風の時に処方される「エリスロマイシン」はモチリンとういう消化管運動に係わるホルモンと似た作用を持ちながら、重篤な呼吸器の病気でもある、びまん性汎細気管支炎(DPB)に有効な薬としても使用されている。大村智先生はこのマクロライドに興味持ち、研究人生をささげてきた。 当時アミノグリコシド系とかベーターラクタム系の全盛時代、それには見向きもせず、マクロライドに執念を燃やし海外の研究者は大村智先生を「マクロライドマン」と呼んでいたそうな。微生物はマクロライドの構造を「何に効く」かピンポイントに設計していないからこそ、マクロライドは多様な生物活性を示す可能性があるとも。イベルメクチンは他にも未知の作用を伴っていると思われるので、新型コロナウイルスに効くことが証明されることを期待します。と僕自身2007年知財特許の取材でお世話になった馬場錬成氏のインタビューに答えている。

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