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2018.11.12
中川一政
真鶴にある中川一政美術館に行ってきた。今年が開館30周年だそうだ。中川一政(97歳:文化勲章)20代の時近所に住んでいた岡本一平から自画像を頂いたがお金がなくてその上に描いた「霜のとける道」(1915年)は最初に目に飛び込んできた絵画。この絵画には息子の岡本太郎が岡本一平の描いてあった絵はどんなものか後日対談で聞いた時、中川一政は忘れてしまったとの答えに笑ってしまった。ひび割れしたなかに独特な雰囲気で好きな絵画。代表作「真鶴の灯台」(1968年)、今回、春陽会の盟友、梅原龍三郎「北京秋天」(1942年:国立近代美術館)もきていて
充実した展覧会だった。僕の好きな入江観さんは中川一政と晩年一緒に活動されており、いろいろなエピソードを直に聞いていたからより親しみを感じて観ることができた。至福の時間を頂いた。
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