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2017.12.08
禅と日本文化 氷川清話 
食べ残したお菓子を食べるように鈴木大拙著「禅と日本文化」の中の禅と武士の項を読んでいて、北条時宗(1251年~1284年)を日本が生みだした最大の人物と評している。蒙古侵入を劇的に粉砕した彼は中国から禅僧と貨幣を積極的に鎌倉五山に持ち込み禅に学ぶ時間と精力と向上心につとめたことを指摘していて驚いた。しかも33歳の若さで一生を終えている。。武家社会が禅に結びつき、北条時宗は日本歴史史上最大の行為を成就したと。
同じ指摘は勝海舟がその氷川清話のなかで武家の北条氏が禅に凝ったのは、宋が亡んで元が起きるときに、名僧知識を多く招いて五山を開いたとき銭の輸入は多大で宋元通宝が日本に多く残っていることを指摘している。「要は経済に利用するためサ。」と勝海舟。
この辺の時代は好きだし、禅の美術をライフワークにする。


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