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2016.12.16
年末のご挨拶(乱世の時は酒は甘くなる)

一昨日、買い手候補企業の選定に当たり工藤一郎国際特許事務所のYK値で補完したがその分野の技術系の話しなので外資系の日本代表T氏にメールを打つと、的確なアドバイスが即、返ってきた。そして「宇都宮さん、今、秋田の湯沢です。これから大学時代の水泳部の後輩がここで社長をしていて、雪見酒です。」と。そして、昨日、そのT代表がこの日もこんどは高校時代の水泳部の忘年会の前に年末の挨拶で創徳に来られた。

東大の大学院を出られその後米国の研究機関で研究者の道に入りその後40代で経営者に転向された。日本の大手化学メーカーではフロッピーデスク事業の立ち上げと撤退をされた。現CFOは後輩。デュポン、ダウケミカルの統合に比べグループ内のリストラはそんなに日本の場合はドラステックに行なえないこと、ゆとり世代以降の若手研究者の質の変化など・・・話が進むのだが、いつの間にか、親族が信州で造り酒屋をやっている手前、今の日本酒の味の話になり熱がこもる。ようは日本酒の味が若い杜氏により、フルーティーになったとのこと。

2人の共通関心事のエマニュエル・トッドの話からメルケルのドイツ、誕生するトランプの米国の会話のなかで「乱世の時は酒は甘くなる」とこの道の権威者の有名な格言があるとも。おもはず、僕は「いい表現ですね」とメモした。「それでは、宇都宮さん、私は忘年会の幹事だから早めに行きます」と言って創徳を後にされた。

見送ったあとふと、ひょっとしたらこれはTさんの造語でないかと確信した。

中禅寺湖

 

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