ホーム > 宇都宮ニュース > ノーベル物理学賞と日本語            

宇都宮ニュースUtsunomiya_news

検索
2009.10.28
ノーベル物理学賞と日本語
200910281.jpg 200910282.jpg
昨年ノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎氏が受賞後初めて京都大学で講演した記事を読み、日本語の滅びる時ー英語の世紀の中でーの著者、水村美苗氏の指摘する書き言葉としての日本語の大切さを認識した。
南部氏は素粒子の質量の起源を説明する「自発的対称性の破れ」について「対称のものを美しいと思わない(日本人)感覚が原点になっているのでは」と語って
います。
英語を使う脳と日本語を使う脳の場所が違い、物理学の理論の発想にきめ細かい表現の日本語が南部氏のノーベル賞受賞に結びついていると水村美苗氏は述べています。
英語と日本語の二重言語者の必要性を説きつつも、日本語の持つ息使いを大切にしている日本の古典文学をもっと触れるべきと云う水村美苗氏の考え方に僕は賛成します。
%E3%83%AD%E3%82%B4.jpg     りんどうの花言葉:「正義と共に勝利を確信する」「気遣う心」     
                   創徳企業情報 代表取締役社長 宇都宮徳治
検索
前月 2024年5月 次月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
                   
月別アーカイブ
宇都宮ニュースランキング
宇都宮ニュースアーカイブ