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2015.07.15
三教指帰
 「三教指帰」は空海24歳の作品。日本に真言密教をもたらした空海が渡唐前に著した青年時代の名著を深い眠りにつく20分読む。僕自身、幾つかの出版社から出されているものが複数買って書棚にしまいこまれたまま。古いものは1995年購入の印。 「三教指帰」で青年空海は儒者、道教、仏教のなかで仏経の優位性を説くのだが、当時あった南都六宗に究極を認めず、「大日経」という密教の経典をよんでこれがたぶん究極と考えそれを見極めたい為に唐に渡ることになる。
「三教指帰」とは空海が青年時代に悩んだ、生きるとは何かというテーマを描いた名著。
司馬遼太郎さんの「空海の風景」があって初めてここまでの気持ちになった。
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