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2019.03.06
小堀遠州とル・コルビュジェ
当時の芸術学、茶の道から建築家、造園家になった小堀遠州のことが気になる。僕自身ほとんど歴史教科書の域を出ないのである。ル・コルビジェ展に行ってきた。パオスの中西元男先生が以前熱ぽくル・コルビジェを語ってくれたのが思い出される。絵画の時間と設計の時間をいつも決めて仕事をしていたのですと。そのル・コルビジェの設計の国立西洋美術館で展覧会を見ながら小堀遠州のことを思う。茶を古田織部に学び父親から当時の英才教育を受けた小堀遠州の30歳の肖像画が大徳寺の彼が最晩年に設計した茶室に残っているがそれは老人の姿。その賛にはまさに才を忘れよ、技術も知識も捨てよとの意らしい。

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