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2016.01.06
パウル・クレー
対談集が好きだ。最初読んだときかみあわない対談だと思ったが再読してかみあっている。小林秀雄と梅原龍三郎が1955年に雑誌「文藝」でおこなったなかにパウル・クレーが今日のいろいろな要素をすべておこなっていると、最高の評価を梅原龍三郎は述べている。梅原が学んだルノアールはたえず対象がなければ描けない画家。ルノアールの作品に出てくる女性の七割は女中、兼モデルで後にパン屋に嫁いだガブリエル。そういわれれば。パウル・クレーは主観的とも。小学校4年の時、夏休みの課題で描いた絵がパウル・クレーの魚をとる人に刺激され描いたもの。日本ではなかなか観れないパウル・クレーの作品。機会があれば。ちなみに前年の昭和29年に東京でおこなわれたルーブル展は1ヶ月で来場者数52万人を数えたそうな。終戦後10年もしない日本で。
2016.1.6-a
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