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2018.06.26
夏至の夢
夢見の夜が続く。プーシキン美術館展のアンリ・ルソーの熱帯夜にうなされ、田中一村の奄美のアダンの世界。南国、黒潮の潮騒の音が聞こえる。川端龍子とも意見が合わず千葉在住の時描かれた農村風景、これは寂しい絵画だった。姉が一村に宛てた手紙を僕は読んでいる。そして、シャガールの記念日、描かれた真っ白いシーツはシャガールが恋焦がれた彼女と記念日を暗示するための白色、そして長く伸びてきた首は待ちどおしかった感情を表現したのかと。あっというまにシャガールの絵画のように空を飛んでいる夢だった。
夏至の朝がきて、何時ものように元文3年(1738年)3月26日 前住隋流大風浅公禅師の過去帳をひらいた。

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