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2017.08.07
鹿野山 布良崎神社
早朝4時、鹿野山そして100年前青木繁が短い夏に滞在した小谷家周辺、布良崎神社にスケッチに出かけた。
鹿野山は霧が深く、時間と共に雲海が途切れその姿を現した。しゃがれたこの辺りの主のカラスの鳴き声はうぐいすの鳴き声をけちらし、あたり一面の予定調和を崩す。が慣れると「今週も早くに来てくれてありがとうのお祝いの言葉」に聞こえる。
洲崎灯台に行き、翌日、布良崎神社、漁港、阿由戸海岸、小谷家周辺を歩いた。天気予報は雨だが晴れ男には通じない。酷暑で汗が噴出し蒸発する感じ。布良の海はコバルト色に輝いていた。24歳の青木繁の1月半の青春をぐっと濃縮した世界。
布良崎神社には猛暑の中館山市役所のOBで郷土史家のAさんが草取りをしていた。
3年前青木繁と地元の歴史、神話伝説を神社の砂地に描いて教えてくれた。
この日も、暑いからこのあたりで涼んだらとすっかり、3年前のことを忘れている感じ。
この一の鳥居から海を眺めると富士山が観えるが快晴にもかかわらずその方面に夏雲がいじわるをしていた。。100年前の明治の時代、まぐろ延縄で日本で一番栄えていた漁港もいまは面影もなし、青木繁の「海の幸」下絵のデッサンが今回は額に入れお神楽と一緒に飾られていたのが印象的。

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(布良崎神社)


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(鹿野山)
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