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2017.07.24
観るということ 鹿野山
早朝の鹿野山を眺め、2時間スケッチをした。日常、同じ姿勢で同じ場所を観察、眺めることは滅多にない。鹿野山は東から西に広がる山並みの頂。じっと目を凝らして描いていると、刻一刻と山並みの陰影が変わる。雲はいろいろな姿、形をつくり、規律よく流れてゆく。

「観るということはこういうことかと」17歳の頃を思い出す。

歓迎してくれなくても良いのに、うぐいすは夏蝉のようにナキジャクリ、しゃがれた声のカラスは音程を外し何かをうったえている。おもはずこの静寂の空間に笑いをよびこむように。早朝の鹿野山は夏のいきずかいをしていた。


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