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2017.03.16
日光 陽明門の改修

日光の陽明門が4年ぶりに改修された。まだまだ、平成の改修工事は続くが。非常にどぎつい青、赤などに塗られる。引きもきらず、世界遺産の日光には海外からの観光客が来る。もちろん、日本の美として観ているのだろう。僕の好きな対談集:司馬遼太郎とドナルド・キーンさんの「日本人と日本文化」にはこの日光東照宮の美について、日本の日本人の美意識から外れていることを対談していてる。

広隆寺の弥勒菩薩も、法隆寺の彩色も昔の金箔や朱などが剥げ落ちて千年も経ち素のままに、そこに日本の美意識があると。これが、韓国、中国だと間違いなく、今回の修復のように塗りなおす。

いずれにしても僕は日光が大好きで20年以上毎年、早朝車で片道150キロの日光に行っている。3月を初めとし裏見の滝、霧降の滝、5月には中禅寺湖畔の桜、夏は標高1,300メートルの先手ヶ浜、湯滝、戦場ヶ原を歩き、10月に紅葉を見て年間10回ほどの僕の日光が終わる。ここのところ、本当に外国人観光客が多くなっている。けばけばしい日光東照宮も周りの高い杉並木とひんやりした空気がおいしい。

「日光を見ないうちは結構というな」との諺はどのような意味かと問うキーンさんに、司馬遼太郎は「あれだけはわかりません」 じつにガラが悪くて・・・とにべもない。実に面白い対談。

 

日光中禅寺湖

 

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