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2016.11.30
エマニュエル・トッド シャリルとは誰か?を読む前に

フランスの歴史人口学者 エマニュエル・トッド氏の人種差別と没落する西欧、「シャリルとは誰か?」 重い本を読む前に後先になるが、「ドイツ帝国が世界を破滅させる」読むことにした。今後、帝国の覇権をとる国は凋落といえども米国、コウノトリが戻って出生率が1.7となったプーチンのロシア、そして何時もその国の覇権でヨーロッパを定期的に自殺に追いやるドイツ。しかしドイツ外交は歴史的な教訓でいつも不安定。この3国が今後、覇権を握ると書いている。また、今後20年以内にロシアとではなく、米国とドイツが衝突の危機と予測している。ドイツメルケルは中国に肩入れするが、日本はロシアと関係を構築することが外交上得策であるとも書いている。

人口学から観た2030年の世界ではトッド氏は安定化する米国・ロシアと不安定化する欧州、中国と予測し幻想の大国、中国を恐れるなとここでも人口学から悲観的なシナリオしか考えられないと、覇権を一蹴している。

 

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