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2012.02.06
エリゼ宮の食卓
20120206.jpg
その饗宴と美食外交の副題がある西川恵著「エリゼ宮の食卓」は時間があると料理メニューをみて楽しんでいる。
エリゼ宮の料理メニューのお品書き料理は五行、飲み物は三行と決まっており。ポンピドー大統領の時、エリゼ宮の厨房に招き入れられたルセルポー氏がメニューのコンセプトを確立したそうです。
前菜、主菜、つけあわせ、それにチーズとデザートとしたのはエリゼ宮の饗宴の豪華さを品数で決めるのでなく、シンプルだが、真に洗練された内容で示すべきだとの考え方が基本にあったからと書いています。ミッテラン大統領が国賓待遇で初訪日した1982年4月15日の宮中晩餐会の料理。
清羹(スッポンのスープ)
甘鯛の酒蒸し
燻製若鶏冷製
羊肉あぶり焼き
サラダ
冷菓(富士山をかたどったアイスクリーム)
後段(デザート・メロン・イチゴ)
前菜、主菜がそれぞれ二品、デザートも二品
シンプルな日本での宮中晩餐会のメニューと比べてもエリゼ宮はシンプルであり計算され、そこに思想・哲学があると書いています。白と赤のワインを味合うために前菜は白に合う料理、主菜には赤にふさわしい肉料理にするそうです。
味わい深い本です。
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                   創徳企業情報 代表取締役社長 宇都宮徳治
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