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2011.10.07
カリスマなき後のアップル
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カリスマなきアップルの創業者、ジョブスの記事があふれている。そのなかで日経新聞のK編集委員の実名入りの記事は、彼自身がシリコンバレーでジョブス氏本人になんども会って取材をしているから、説得力のある記事、丹念に読んだ。
10年以上前、創徳企業情報を創業した時、K編集委員がまだベンチャー部の記者の頃、取材の申し込みがあり、初めて会った。
当時金融会社が破綻・統廃合されそのなかから起業した金融ベンチャーを中心に取材をされていた。
何を語ったのか記憶にない。熱く語りつづけた。六本木のアマンドの向かいの喫茶かバーか、いつの間にか真夏の朝が明けた。K記者はただ微笑みとともに、黙って聴いていた。
「宇都宮さん、じゃー、僕はタクシーをひろって帰ります」と片手をあげて、帰っていった。
その後、早朝のパレスホテルで世界的な冒険家、投資家のサイモン・マレーと創徳企業情報とのM&A、ベンチャー投資・提携の取材に彼が同席した。早い朝のホテルは気持ちがよかった。流暢な英語でインタビューをし、記事にされた。躍動感のある時代だった。
「宇都宮さん。辞令が出て、今度、シリコンバレー勤務です。」「何年ぐらい、行かれるの?」と僕。「数年でしょうね」
帝国ホテルのバーで待ちぼうけをくった。K記者は社内の送別会、永年の付き合いのあるベンチャー、財界人の挨拶周りで超多忙なスケジュールをこなし、2時間ほど遅れてやってきた。ワイン通でもある彼の好きなワインを飲んで祝杯をあげた。
シリコンバレーに行ってからのK記者の記事はさすが、IT、ITベンチャーが専門だから、直接取材記事のマイクロソフト社ビルゲイツアップル社ジョブスグーグル創業者ラリー・ペイジなど丹念に読む読者になった。
いまは、帰国され東京本社で編集委員。IT関係がフィールドですが、また、暫らく振りで彼の話を聞こう。
%E3%83%AD%E3%82%B4.jpg     りんどうの花言葉:「正義と共に勝利を確信する」「気遣う心」     
                   創徳企業情報 代表取締役社長 宇都宮徳治
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