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2009.11.13
創業者が会社を売る時読む本
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かもめが翔んだ日江副浩正著は会社経営者、創業者(オーナー)が自分の会社を少しでも売却(M&A)を考えた時、読む本として最高であり推薦の本です。
売却先として僕が以前証券会社でM&A担当時代お会いした高丘会長(当時)のセゾングループと中内オオナーのダイエーも候補企業にあがり、その中でダイエーを選択した経緯(いきさつ)。江副創業者、位田社長、各常務の思惑、従業員のオーナーを見る視線等。また取引銀行とのM&A情報の開示時期、M&A仲介(当時の興銀からさくらBKにそして最後は三和銀行が仲介)この経緯もドラマそのもので臨場感があります。すべてが江副氏の回顧録として書かれていますから、読み物としてだけでなくこれをM&A実行までの心理プロセス・交渉術(僕の研究テーマ)として研究することが出来ます。
僕が創徳企業情報を設立した時から、創業社長(オーナー)の事業承継、M&Aを多く手掛けてきましたが(キューサイによる、らでぃしゅぼーや、シュウウエムラ等)創業社長の年齢いかんに係わらず心のなかで「会社の売却」という言葉がよぎった時点でその会社は次なるオーナーを探す船出にでているのです。
ソニー、ホンダのモノ造りのメーカーでなく、戦後の日本のサービス業で成功した会社はと聞かれれば、僕は躊躇なく「リクルート」をあげます。
「かもめが翔んだ日」のタイトルは正しく江副氏にふさわしい。
%E3%83%AD%E3%82%B4.jpg     りんどうの花言葉:「正義と共に勝利を確信する」「気遣う心」     
                   創徳企業情報 代表取締役社長 宇都宮徳治
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