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2009.09.29
中嶋嶺雄氏と中国建国60周年
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中嶋嶺雄石平氏の対談集「日中対決がなぜ必要か」を読む。中国の今後を考える上で非常に示唆のとんだ対談であり、大変参考となる。
中嶋氏は中国研究の第一人者で、著書は殆んど読んでいますが、北京大学出身の石平氏のするどい質問に、1966年の文化大革命を現場で目撃した数少ない海外の研究者としての見解を披露するなど、読み応えが充分です。
中嶋嶺雄氏は「中国の毛沢東鄧小平など権力闘争に民衆を巻き込んだ事による悲劇は、同じ権力闘争をしたソ連にはなく中国の特徴と指摘。歴史に「if」はないが、もし1982年に胡耀邦党総書記、趙紫陽党総書記の失脚がなければ中国の民主化は進み大きく変わっていたとも指摘しています」
また、中嶋氏の中国分析は全て公式メディア情報で、裏情報は特にないの発言は企業なり情報のアーカイブの重要性を考える上でなるほどと思いました。M&Aの情報収集においてもヒントになります。
友愛を唱える鳩山首相、アジアへの軸足のなかでいかに今後、中国と向き合うかこの4年が日本にとっても非常に重要な岐路に立っている。
%E3%83%AD%E3%82%B4.jpg     りんどうの花言葉:「正義と共に勝利を確信する」「気遣う心」     
                   創徳企業情報 代表取締役社長 宇都宮徳治
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