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2025.02.26
原稿用紙100枚の感想文

信州の小学5年の時、北信(長野市)の中学校は南信・中信(塩尻・諏訪方面)に修学旅行(郷土史の時間があり、その勉強のための)に行く生業。塩尻の縄文時代の平出遺跡と諏訪湖にある片倉会館の1000人風呂は今でも思い出として残る。今から5000年前の縄文時代の平出遺跡、縄文人を支えた平出の泉。アルカリ水で木々の中にあるコバルトブルーの泉。心がドキドキした。こんなに美しい色をした泉。太陽と木々の木漏れ日。この光景はいまでも思い出す。諏訪湖にある片倉館は昭和初期、生糸で儲けた片倉工業が当時の女工さんが仕事の後、毎日はいれるように造った大きな風呂。入ってみると小学生でも立っていないと入れない非常に深い風呂。友達とびっくりして、なんでこんなに深いんだと騒ぎ立てたものだ。工場で務める女工さんが大勢いて、ゆっくり座る風呂だと長居をされるから深くしたのだと担任のK先生。いい思い出ばかり。修学旅行から帰ってくると、K先生は原稿用紙100枚の感想文を出すように。クラスのみんなに言ったが、これが大ブーイング。先生、100枚も書けません。提出日も短すぎる。結局、枚数が50枚、期限も延期した。

僕は先生、文だけでなく、平出の泉、諏訪湖を絵にかいて挿絵にしてもいいですか。と聞くと。いいよと。あっという間に原稿用紙100枚。期日通り感想文を提出。クラスみんなの反感を買った。

平出の泉、いま縄文にはまり小学5年の時描いた感動がいまでも蘇る。

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