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2024.12.17
原三渓(最高の芸術家、コレクター、経営者)

日本の経済人として最高の人物を挙げるとしたら原三渓。戦後日本の経済人のなかで芸術への造詣、確かな審美眼を持ち合わせた人を挙げろと言われたら、あなたはすぐに頭に思い描く経済人はいますか。最高の実業人・経営者としては明治当時最先端の富岡蚕糸工場を持ち絹の貿易で巨万の富を築いた。実業人・経営者としてでなく10代の時描いた蓮の図、65歳の時描いた自画像、茶人として交流の深かった鈍翁の一日の連作は目を見張る。原三渓は芸術の道に進んでも一流を究めたと思う。

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原三渓没後80年図録(資料としても充実)

明治の元勲井上薫からその後国宝になる絵画をとてつもない価格で買い取った原三渓。古美術商から持ち込まれたとき、欲しくてたまらず、嫁に打ち明けると岳父に話をされ、購入した。若き日の原三渓。毎日仕事を終え、今の横浜にある三渓園から電車に乗り日本橋の古美術商に。昨日、満月を観ながら、そんな原三渓の心が。

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