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2024.04.17
純金茶碗

日本橋高島屋特別食堂で情報交換,会食を済ませ、外に出ると報道カメラの人込み。さっき見た純金茶碗が盗まれたそうな。

1040万円で展示、売り出された芸術品がその日のうちに180万円で古物商が買い取り、即転売。純金の重さからなら480万円。最初の古物商は持ち込まれた人物を見て、相当たたいて買取。間違っても盗難品とは言わない。第一次買取古物商と二次買取の古物商。この商いは成立しているのだろうか?最終的には日本橋高島屋に戻ったのだが。

証券マーケットの株の売り出し、その後の取引。美術品は如何にも株式のマーケットと似ているが、純金とはいえ1040万円の売り出しの美術品が、次の取引で180万で取引。これも事実。二次買取者はいくらで購入したのか。警察から盗難品と言われただで返したのか。ちょうど、江戸川乱歩のパノラマ島崎譚に強く影響を与えた、谷崎潤一郎の金色の死を読んでいて、日本橋高島屋純金茶碗事件で夜も寝れない。

谷崎潤一郎 大正期短編集:金色の死:講談社文芸文庫2022年6月27日第八版

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