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2024.03.15
ジョージ・フリードマンの手法(意図せざる結果)

もしも人間が自分のやりたいことを自由に選び、それを実行に移すことができるのであれば、将来を予測することが不可能になる。自由意志を予測することはできないからだ。だが人間について最も興味深い点は、その大いなる不自由さである。誰でも10人の子供を持とうと思えば持てるが、今時そんな人はまずいない。われわれはいつの時代にどのような場所で暮らすかによって、行動を厳しく制約される。そしてわれわれが実際に取る行動は、思いがけない結果を招くのである。NASAの技術者はマイクロチップを使って宇宙船に搭載するコンピユータを作った時、iPodを作ろうとなど考えもしなかった。

ジョージフリードマンの手法の核は、個人や国家に課された制約を理解し、その制約が一般にこれらの主体にどのような行動を強いるのかを考察し、こうした行動がもたらす意図せざる結果を理解しようとする試みである。

この手法は僕自身のビジネス、案件の発掘に大きく役立っている。

ジョージ・フリードマン「激動予測」早川書房2011年6月20日初版

 

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