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2023.11.15
1089年前のブログ(土佐日記:紀貫之)

連休中、白川蜜成さんの「マイ遍路」を読む。本人は四国58番札所の住職。8回に分けて88箇所巡りをした旅日記。23番札所薬王寺から室戸岬にある24番最御岬寺までの旅程に関心があり、グーグルマップとストリートビューで検索すると何時も青い空が。この遍路旅程は60キロ。けっこうあるな。慣れてくると四国〇〇と入れるだけで読みにくい寺と歴史とマップが表示され、もう四国お遍路は完走。毎週、日曜日に13キロを2時間半ほどかけて歩いているが旅程1200キロ踏破するのには100日かかる計算。疲れた。読書遍路中、930年に国司として高知に赴任し、4年の任務を終え京都まで戻る55日間を旅日記にした紀貫之の土佐日記。その赴任先は遍路旅程の高知の大津。読書遍路中、通過。紀貫之の「土佐日記」はここかと。読んでみようと、事務所隣りの日本橋丸善に行き、店員さんに「角川ソフィア文庫の書棚はどこにありますか?」と聞くと、テキパキと対応。結構上の段から土佐日記を。面白いカバーの海の絵を観ると作者は和田三造。東京国立近代美術館で開催されたの重要文化財の秘密に展示されている「南風」を描いた和田三造。1089年経ってもその旅の感動が伝わる日本の古典、国語は素晴らしい。

 

紀貫之「土佐日記」西山秀人編 表紙和田三造 角川ソフイア文庫 令和4年11月20日14版

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