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2022.11.02
菊山武士(きくやまつよし)審美眼・リヒターの解釈

リヒター確かに難解ですね。色々と評論を読んでいても、分かるような分からないようなという感じです。
確かに表現方法も多様で、同時期に多様な表現を併用していることからも、作品の意図を汲み取ることを難しくしているようにも感じます。
現代アートの様々な様式にも果敢に挑んでいることからも、とてつもない情熱を感じるのは、その生育環境によるものなのでしょうか
1980年代の後半から旧ソ連出身の作曲家が注目を浴びていたことがあったのですが、やはり鬱屈とした社会主義リアリズムからの解放を強い意思と探究力(西洋の新しい音楽語法も取り入れ)で乗り越えていったことに似たようなものを感じてしまいました。
またやはりその影響力の高さも感じます。他の現代アートの作家が表現していたものはここからきていたのかと感じる作品が多々見受けられました。
何かよくわからないのですが、その凄みは感じることができました。やはり実物を見たくなってしまいました。
昨晩リヒターの図録をずっと長く見ていたせいか、不思議な夢を見ました。不快な感じではないのですが、漠然とした不安を感じるもので、僕の体の中から小さな魚や卵のようなものが出てくるといったものでした。
まだまだこれからもリヒターのことを知りたくなってきております。(菊山武士先生からのメール)

連作雨菊山武士作

同志社大学経済学部卒業

南京師範大学大学院美術学部書道専攻修士課程修了
南京大学 外語部講師 (1996-1999)
産経国際書会 理事

受賞:
2006年 文化庁所管 公益信託 國井誠海書奨励基金 第9回誠海賞
2008年 第25回産経国際書展 文部科学大臣賞
2010年 第27回産経国際書展 産経国際書会会長賞
2011年 第6回手島右卿賞
その他多数

編著:
1997年 歴代書法名家草書集字叢帖 (天津人民美術出版社)
2001年 日本古代書法経典 (天津人民美術出版社)

ポスターにも使われた驟雨。この作品を観て菊山武士先生に手紙を書き、教えを請うた

驟雨はベルギーのコレクターが所蔵

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