宇都宮ニュースUtsunomiya_news
旧知の入江観さん(NPO法人海の幸会副理事長)大村智さん(NPO法人海の幸会理事長、ノーベル医学賞)がいて、司会が実行委員長で当時、僕の絵画の先生吉武研司さん。青木繁の「海の幸」設立完了のパーティーが当時都内のホテルであった。 すべて予定調和のなかでこんな不思議な空間に立っている自分がいる。41年前の岩井海岸に大学のヨットの実技で来た時、館山に布良海岸があり、そこで青木繁が「海の幸」を描いたことを教えてくれた同級生。青木繁は福田たね、坂本繁二郎、森田恒友とここで22歳の青春を謳歌した。114年前この布良、阿由戸の浜に22歳の青木繁がいた。 「熱く胸にこみ上げてくるものがあり。あぁ、この感じが青春だと」 「宇都宮さん、時間ができたらまた、お会いしましょう」と入江観さんの声をあとにパーティー会場をあとにした。
左から:大村先生・長谷川副社長・私 左:長谷川代表(日動画廊) 「宇都宮さん、ご紹介します・・・こちら大村智先生」と日動画廊副社長の長谷川智恵子さんの声。 入江観先生の永年の友人とのことでしたが、生き方やプロフィールをお聞きして・・・こんな生き方、人生が僕の本当の理想です。そして、こんな方が実際いらっしゃるのだと羨望の眼で見ていました。 大村智先生は自然科学者で沢山の特許をお持ちで、世界的に有名な学者です。特許から入る膨大なローヤリティー収入で芸術家の育成の為1500点の絵画を購入、生まれ故郷の山梨に大村美術館を作り寄贈されたそうです。 北里研究所名誉理事、女子美術大学理事長、韮崎大村美術館館長の肩書きをお持ちの日本学士院会員の理学博士、薬学博士の名刺を頂きました。 「宇都宮さん、僕は女流画家しか収集しない」と大村智先生。 「僕も、日動画廊の80周年に出された、入江観さんのプロヴァンスの川を購入してから一段と好きになり、コレクターとしてこれからも入江観先生の作品を集めさせていただきます」と僕。 赤ワイングラスを片手に、一流の先生方のお話を聞いていて、本当に至福の時間でした(日動画廊入江観展)
女子美名誉教授の入江観さんの日動画廊での個展で初めて大村智先生を知った。その後ノーベル生理医学賞を受賞され、青木繁海の幸保存の会などで何度もお会いしたが、芸術に対する思い、お金の使い方は並外れた人物。現実業界でも大村智氏と比べる人はなし。
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