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2022.07.01
阿久悠

こんな人生を生きてみたいと思った。阿久悠さんが所属していた芸能事務所が公開準備をしていて、当時六本木にあった事務所内を歩いている姿が深海魚のようで時代の深層をかぎ分けているような泳ぎ。別段話をする必要もないし、阿久悠とは「やっぱりこんな感じなんだと」。平成が終わり令和となり昭和は遠くなりにけりだが好きな作詞家を一人挙げるなら阿久悠さんだ。しぶとくとらわれない人生。僕が23年前創業した頃、伊豆に移住し書かれたコラムを面白く読んだ。 会社の法人登記を済ませた週末は猛暑だった。浅草のほおずき市に行った。真夏に真っ赤なほおずきと夏空と風鈴の音色。学生の頃聞いたジョニイへの伝言が流れていた。自伝「生きっぱなしの記」と共に変革の激しい令和の時代も僕の背中を後押ししてくれる。 

 

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