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2007.09.06
瀬島龍三・・・回想録
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創徳企業情報の会社設立時、なかなか資金が集まらず、その時出会ったのが元伊藤忠商事専務の緒方威さん。ちょうど新横浜にある半導体商社イノテックの会長の時。シリコンバレーの最先端のバイオベンチャーの買収(M&A)提案の後、単刀直入に「会社創りたいんですが、金があつまりません!」

「宇都宮さん、これから東京の事務所に戻るんでしょう?」
「おれもこれから青山の伊藤忠本社に行くから、車に乗ってきな」と緒方さん。
いま伊藤忠商事社長の小林栄三さんが部長の時、応接室に出てきて、「宇都宮さん出資の・・・さっき俺に提案したやつ、もう一回やんな」と緒方さん。その後、CTCの当時会長で伝説の人、佐竹廣夫さんなど緒方人脈がそれほどまですごいかは、その後創徳を設立して分かった事ですが・・・

瀬島龍三さんが亡くなられ喪主の長女繁代さんのご主人が緒方威さんです。緒方さん夫妻が好きなアルゼンチンタンゴの鑑賞、海外風水ツアーなど、ご一緒させて頂いておりますが、緒方夫人の海外で、お孫さんのお土産のTシャツを喜んで買う姿が印象的です。


中学、高校時代は山崎豊子原作の「不毛地帯」のモデルとして、大学時代は伊藤忠商事による安宅産業の合併劇の交渉人として、瀬島龍三氏をみていましたが、緒方さんを通じそれこそ身内のかたがたの貴重なお話は、含蓄のある話ばかり。今後機会があれば宇都宮NEWSで・・・

作家の半藤一利氏、TVキャスターの鳥越俊太郎氏が戦後の核心の説明をいっさいしなかったことのコメントもありますが、わたしはそうは思いません!


瀬島龍三氏は95年に回想録 「幾山河」を産経新聞社からを出版し、波乱万丈の80余年の自らの人生を初めて著しています。
6月に亡くなられた清子婦人ともどもご冥福を祈ります。


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