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2022.01.19
原三渓

原三渓の偉大さは、第一次世界大戦の影響で生糸の値が下がり大損害を蒙った時、帝国蚕糸株式会社を設立して社長となり二度にわたり蚕糸業界を救済、さらには関東大震災の復興支援のために自己の損失も顧みず献身的に尽力した事である。鈍翁は「原は美術に対してはなかなか偉い。しかし事業に対しては美術以上に偉い。その偉さは到底かき尽くせない」と絶賛している。毎年京都の竹中浩先生から頂く、陶説より。

原三渓の10代で描いた蓮図を観ていると実業人以上に芸術の才の方が上回っている。下村観山、菱田春草、小林古径、安田靫彦、前田青邨の新進作家を育て、各地からの古建築を集め名園・三渓園を造営しいまも一般公開されている。

竹中浩先生から毎年頂く、陶説は就寝前いつも読む

 

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