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2021.10.14
森のはずれ(ゴッホ)霜の解ける道(中川一政)

中川一政を精神的に支えたのは白樺を創刊した武者小路実篤。日本にゴッホが初めて紹介されたのは1910年。1913年には白樺派主催の美術展覧会ですべて写真図版だが44点が公開されている。熱狂的にゴッホ、ゴッホの精神性が紹介された。

今回のゴッホ展でこの「森のはずれ」を最初に観た時、暗い絵画で目をか凝らして観た。2回目は少し明るく観えた。三回目は明暗の向こうの空がいい。4回目はぞっこん。5回目は文句なくこころの奥に。ふと、数年前真鶴中川一政美術館で観た中川一政22歳で賞を取った「霜の解ける道」が浮かんできた。テーストは同じ。22歳の中川一政は間違いなく、白樺派美術展で写真図版といえゴッホの「森のはずれ」を観て心動かされたと思う。そういえば、僕の好きな洋画家、入江観(女子美名誉教授、中川一政美術館館長)さんは画風も大きく違うが中川一政と奈良、海外と行動を共にした、面白い話を沢山聞いた。芸大ラクビー部出身でラクビーシーズンで観戦で忙しくなる前に、5代目野田岩のうなぎでも食べながら聞いてみよう。

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森のはずれ(ゴッホ最初の油彩:1883年)

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霜の解ける道(中川一政:22歳最初の作品1915年作最高の2等賞を取る)

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中川一政(酒蔵)

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