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2015.02.02
清貧の書 林芙美子
松本の兵営部隊から葉書が何度か届く。私(林芙美子)と3度目の男との小説、林芙美子、「清貧の書」は高校一年の春休みに読んだ。淡々と進行形で動く心模様が16歳の自分には、松本の空ではなく、秋の浅間山、軽井沢の雲と空が目に浮かんだ。
最終章には、何度目かの葉書にとても彼が詠んだ歌とは思えないが目頭を熱くした。で結んでいる。いまだに「放浪記」より「清貧の書」が好きだ。
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