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2021.05.28
人間の本質を解き明かそうと瞑想してゆくと、精妙で純粋な、限りなく透明感のある意識に近づいていき、自分自身が存在すると意識はハッキリとあるが、それ以外の五感はすべてなくなり、最後には「存在」としかいいようのない意識状態になる。それと同時に、森羅万象すべてのものが存在としか言いようのないものから成り立っていると意識できるようになる。その意識状態こそが人間の本質をしめしているのでないか。
「あなたという存在は花を演じているのですか。私という存在は宇都宮徳治を演じているのです」そしてその存在は先祖の随興前住禅燈真襗老禅師文保3年(1319年)6月23日入滅、前住随流大風浅公禅師元文3年(1738年)3月26日入滅、大阿闍梨権大僧都観祐法印明治元年(1868年)9月27日84歳入滅が演じているのかもしれない。
井筒俊彦意識と音質
井筒俊彦「意識と本質」:禅における言語的意味の問題
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