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2020.12.24
献灯
1999年7月、神田明神はじりじりと暑かった。会社を創業ですか?「特別御祈祷でしたら松竹梅このお値段」「ウッチャンは強運です。八寸の御札に会社隆昌」だけで結構ですと創徳企業情報の社名をKに依頼し四国徳島の彼の菩提寺、2番札所極楽寺の安芸住職につけて頂いた。愛すべき親友Kは千葉にある大手醬油メーカーの創業家のお嬢さんを嫁にもらい、別段働くこともなくただ外資系で恙無くぶらぶらしてもらうのが一番だが僕が起業することを知ると俄然、応援団よろしく超積極参加。お札を頂いて帰ろうとするとお金も払ったし「ウッチャン、お参りや」と正殿に向かい柏手。神妙な彼の横顔を観ると、「どうか創徳企業情報が隆昌しますように。〇〇〇会社が益々発展しますように」と。彼の慶應の先輩が経営している会社の新規事業で国際物流の会社名を。思はず帰国子女とは言え、関西人。吹き出してしまった。コロナ禍で境内の露天も撤去アキバ系、外国人もいない静かな境内が戻ってきた。毎年12月に献灯料を納めに。その提灯も今は最上段に。いろいろあったが楽しい人生。昔ロンドンのパブでマッカランのできるまでのウンチクを聞き、テキーラを一気飲みをし、「ウッチャン、美味い酒飲まない?」今度は帝国ホテルのバーにキープしてあるマッカランの年代物を美味そうに飲み、カルバトスを注文するK。ふと10年以上ぶりに会おうか思うが、待てよ。暫し、コロナ禍を盾に。
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