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2009.11.30
のり
昭和30年代30億枚前後だった生産量は現在100億枚。日本人一人当たり年間77枚
食べる。
「日本人は、紙と木の家に住み、黒い紙を食べる」幕末に日本に滞在したアメリ
カ人のコメント。
「海の大豆」
「初期投資に一億円かかるビジネス」
以上は海苔(のり)についての掲載、僕の好きな「旬がまるごと」1月号で取上
げられた食材です。あいかわらずこの雑誌は楽しい。
ちなみに10年ほど前、民事再生するまえの「のりの会社」のM&Aの案件にか
かわった経験もあり、当時九州有明の海苔工場まで実査に行きました。案内され
た工場の方に聞く機会があり、組合株を持ち海苔の漁師になるのに約一億かかる
と聞いて、びっくりしたものですが、「宇都宮社長、そのなかで一番高額なもの
は漁船で約3,000万円。次にグラスファイバーの支柱が1本当たり約1万5千円で約
2,000本必要とのことでこれも約3,000万円」
「うちらも、のりの繁忙期が短くて、それ以外の期間どう施設も含め有効活用す
るのか、頭の痛いところです」
「でも海苔の漁師も新規参入に約1億もかかるので誰もなり手がいません!」
「一番儲けているのは船、支柱のリース会社でっせ」
なるほど、合点がいきました。
ともあれ「おにぎり党」の僕としてはのりは大好きな食材。日本、日本的なイメー
ジを象徴する食材です。
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%E3%83%AD%E3%82%B4.jpg     りんどうの花言葉:「正義と共に勝利を確信する」「気遣う心」     
                   創徳企業情報 代表取締役社長 宇都宮徳治
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