ホーム > 壺中対談 > 山頭火を書く            

壺中対談Interview

検索
2024.07.31
山頭火を書く
今までは半紙サイズの作品でしたが、今回は半切(タテ約135×ヨコ約35㎝)サイズの作品です。
半紙の4倍以上ある紙で縦長の作品になるので、使用する筆も違い、今までとは表現・表情が変わっているかもしれません。
何十枚か書いて残った2作品です。
そうなんです。僕は作品の数だけはよく書く、低打率の書家なんです。
紙を変え、墨を変え、筆を変えているといつもこんな事になってしまっているのです。

同郷である三重県出身の偉大なる書家榊莫山先生(「よかいち」という焼酎のCMにも出ておられた。)が、もう30年以上前になるかと思うのですが、NHK教育テレビの番組で、「書はパチンコみたいなもので、いつ当たるかわからん。だから練習用の紙とかは使わない。」みたいな事を言われていたのをしっかり守り続けた僕は、うっかり散財し続けているようだ。
少しでも打率を上げたいと願っている毎日です。

菊山武士


この道しかない春の雪ふる
検索
前月 2024年3月 次月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
                   
月別アーカイブ
壺中対談ランキング