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壺中対談Interview

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2024.05.31
「雨」作品
今日もあまり思わしくないお天気です。
という事で、お付き合いください。

僕が「あめ」作品を多く制作してきた理由の一つに、書のタイトルの問題があります。
書作品のタイトルは伝統書であるとその書いた詩や歌のタイトルそのままになってしまう事がほとんどであり、現代書や少字数書の場合その書いた文字自体がタイトルになります。前衛書と呼ばれる抽象作品は非文字作品なので、自分でタイトルを決めることができますが、文字を書いてしまう場合は、そのほとんどが書かれた文字がタイトルとなってしまいます。
日本人は古来より雨に感謝してきたのか、日本の自然環境の良さからなのか、雨にたくさんの名前をつけてきました。例えば、翠雨であり春霖であり瑞雨・天泣・虎が雨・白雨等今すっと思い出せる以外にもたくさんあります。そのような雨の作品を表現できないものか、また自分で雨の名前をつけてみてもいいのではないかと。
これからも書き続けるであろう「雨」作品ですが、今日の2作品は「驟雨」と「短調の雨」です。

菊山武士

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