ホーム > 壺中対談 > 兵庫県立美術館へ行ってきた(2)            

壺中対談Interview

検索
2024.05.17
兵庫県立美術館へ行ってきた(2)

森田子龍が不世出の書家と言われる由縁は、その作品の独自性・創造性によるものだけではなく、当時の最新の欧米の美術を紹介したりする「墨美」という現在も非常に評価の高い雑誌を発行し、日本と西洋・書と美術の交流をはかり、また「墨人会」という井上有一や江口草玄と言った日本現代書の最重要作家達とグループを結成し、そのリーダーであったという多方面にその能力を最大限に発揮した書家であった。

今では考えられないかもしれないが、書家としてたくさんの海外のビエンナーレに参加し、展覧会も開催した国際的な存在でもあった。

今現在も井上有一とともに、中国・韓国で絶大な人気を誇り、最も影響力のある現代書家である。

 

菊山武士

 

検索
前月 2024年10月  
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
                   
月別アーカイブ
壺中対談ランキング