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壺中対談Interview

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2024.05.10
今年の出品作品の墨色について

今年の産経国際書展の出品作品の墨色について、少しお話しさせていただきます。

今年の作品に使用した墨は、昨年から磨り貯めていた濃墨(油煙墨や松煙墨)や、やや淡墨のもの数種をいろいろと混ぜたりして使ってみた。

いい色が出ていたはずなのに、途中でなぜか滲みの透明度が落ち立体感のない墨色になったものもあり、苦労もしたが最終的にはそれなりに納得ができるものが完成したか!?

墨と紙の相性も大事で、普段からいろんな紙を用意していないと、夜中にあたふたすることにもなる。

今回の制作で磨り貯めていた墨をかなり使い切ってしまったので、これから少しずつ次回以降の制作の為に墨を磨っていかなければならない。

一難去ってまた一難、この繰り返しである。

 

菊山武士

 

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