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壺中対談Interview

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2025.08.31
作品「還」

「還」という字は、今までもよく書いてきた字である。

草字編という字典をパラパラと見ていた時に、祝允明がが書いた「還」に出会ってしまった、という感じだった。

他の書家の書く字とは一線を画するその異形とも言える姿体に魅了されてしまった。

祝允明は、明代中期の書家・文人・官吏でもあった人物で、「呉中の四才子」の一人に数えられる。

祝允明は右手の指が六本あったため、「枝山」あるいは「枝指生」と自ら号した。

なかなかユニークで自由な文人生活を送っていたことは、その書にも現れているのだろう。

 

今後も書いていく大切な「還」字である。

 

菊山武士

 

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