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壺中対談Interview

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2024.06.26
福田平八郎の印章
書道をしている僕は、画家の落款やその位置・使っている印章などに魅入ってしまう事がよくある。
福田平八郎の作品を見ていた時もずっとそうであった。
その中で、特によく目にした印章が「馬安」であった。
展覧会に行く前から好きで画集を持っていた事もあり、「馬安」の印章についての知識はあったがこんなにもたくさんの作品に「馬安」が使われているとは思ってもいなかった。

福田平八郎は、父馬太郎・母安の間に生まれ、弟が三歳の時に亡くなっているので、一人息子として育てられたとの事。
父母への感謝と愛情をこのような形(「馬安」という印章を使うという。)で率直に表しているところにも、この画家の人柄がにじみ出ているように思われる。
また父親は福田平八郎の作品を自分の経営する文房具店によく飾っていたという。
父親の欲しがる作品は、どれも平八郎がお気に入りの作品であったとか。
父親もなかなかの目利きであり、息子の作品の大いなる理解者であった。
この画家の暖かい眼差しは、この家庭で育てられた事によるものであったのだろう。

僕もあやかって両親の名を取った印章を使ってみたくなった。

菊山武士











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