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壺中対談Interview

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2025.01.21
書き初めコンクール展審査会後、京都へ

今年も書き初めコンクールの審査会が大阪の茨木市で行われた。

少し早く終わったので、大阪経由ではなく、少し遠回りにはなるが京都駅経由で帰る事にした。

学生時代を過ごした京都には、何かと思い入れがある。

時間の関係で京都駅周りを散歩したくらいだが、色々と思い出される事がある。

ただ今年は自分の感傷に浸っているだけではなく、見たいものが明確に定まっていた。

京都駅である。

それは、京都駅ビルの設計者である原広司東京大学名誉教授の訃報に新年早々触れていたからである。

大学卒業後、中国留学時代の一時帰国の時にその完成した姿を見た。

それまで僕の持っていた京都の玄関口のイメージが一気に吹き飛んでいったことだけを覚えている。

それから時間が経ち、何回か訪れるうちに馴染んできているようになった。

京都駅ビルについては、今だに賛否の声を聞くが、新しいものにはつきもののようだ。

僕の仕事の分野も、新しいものに対して、色々と批判を受ける事もあるが、信念を持って取り組んでいくしかないと教えられたようだ。

京都駅経由の帰り道の選択は、正解だった。

 

菊山武士

 

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